COE【カップ・オブ・エクセレンス】とは

COE【カップ・オブ・エクセレンス】は、その年に収穫されたコーヒーの中から最高品質のものに送られる賞で、中南米を中心に各国で コンテストが行われています。
国内予選を勝ち抜き、国際審判員により風味・品質に焦点を当て、ユニークで稀有な『最高のコーヒー』として87点以上を獲得した、わずかなコーヒーだけに称号が授与されます。
雑味がなく、際立つ最高品質のコーヒーだけが持つ特有の風味、口に含んだ量感、心地よいアロマと、活き活きとした甘さが引き立つフレーバーを兼ね備えています。
2023ホンジュラスCOE「ラ・ぺニャ農園」

ホンジュラスでも優れたテロワールを誇るサンタバルバラ県にあり、COEの入賞農園を多数輩出するエリアとして特に有名です。2000年に農園を購入しコーヒー生産を始め、 高品質なコーヒーが生産できるよう、より標高の高い農地に場所を移しました。
【カップコメント】
ミディアムローストに仕上げ、フルーツ系の酸味と香り、アフターテイストに柔らかに甘味が長く残ります。
高品質のCOEの特徴でもある、クリーンで爽やかなコーヒーに仕上げています。
スペシャルティコーヒーのトップ・オブ・トップの貴重なCOEコーヒーをこの機会にぜひご賞味くださいませ。
2023ホンジュラスCOE「ラ・ぺニャ農園」について
- 農園名:ラ・ぺニャ農園
- 品種:パカス
- 標高:1630m
- 得点:87.81点(20位))
- 産地:サンタ・バルバラ
- プロセス:ウォッシュド
2022ブラジルCOE「サンジュダスタデウ農園」

COEのコーヒーは 雑味がなく、際立つ高品質のスペシャルティコーヒーだけが持つ特有の風味や口に含んだ量感、心地よいアロマと活き活きとした甘さが引き立つフレーバーを兼ね備えています。
サンジュダスタデウ農園は、ブラジル、ミナスジュライス州の南方、クリスティーナ市のセラ・ダ・マンティケ ラ地域にあります。標高の高い山岳地形と亜熱帯気候という、スペシャルティコーヒーの生産に適した環境です。2009年設立と新しい農園ながら、栽培から収穫後の処理に至るまで生産者組合COCARIVEの農学者が管理しています。本ロットも組合の施設で分析・選別されたイエローブルボンで、その品質は組合のスペシャリストが保証しています。農園主José Marcioは持続可能な生産体制に熱心で、敷地内の泉や森林の保護にも努めています。
【カップコメント】
浅煎りに焙煎して、オレンジなど柑橘系のフルーティーな香味の中に、ナチュラル特有の豊かな香りと後に残る甘味が美味しいコーヒーに仕上げています。
2022ブラジルCOE「サンジュダスタデウ農園」について
- 農園名:サンジュダスタデウ農園
- 品種:イエローブルボン
- 標高:1100m~1300m
- 得点:87.63点(17位)
- 産地:ミナスジェライス州
- プロセス:ナチュラル
2022コロンビアCOE「ラス・ブリサス農園」

農園名Las Brisasとは、山の頂上近く、常に強風が吹きすさぶエリアに因むといいます。
エドムンド・アルベアール・タロ氏は両親からこの農園を受け継ぎ、精製や乾燥プロセスや収穫を指揮するなど、家族とともにコーヒー農家を営んでいます。 8ヘクタールの農地にはおよそ12,000本のカトゥーラ種と 15,000本のコロンビア種が栽培され、そのカップは豊かな酸と複雑な風味を特徴としています。
ミディアム~ハイローストに焙煎して、酸味、甘味、香りのバランスの良いコーヒーに仕上げました。
【カップコメント】
Aroma/Flavor: fruits, honeydew, toffee, red apple, berries, floral, caramel, brown sugar, pear Acidity: Malic Other: Well structured, long finish, round mouthfeel, floral aftertaste, well balanced
2022コロンビアCOE「ラス・ブリサス農園」について
- 地域:Huila (ウィラ)県
- 標高:1750m
- 品種:ピンクブルボン
- 精製方法:ナチュラル
- 得点:87.59点(11位)
2022エチオピアCOE「アエレ農園」

シダマ州のベンサ区、シェンタワネ村にあるアエラ農園。 74158種をアナエロビック・プロセスで処理しており、コーヒー 産業の進歩と経済的貢献のため、今回初めてカップ・オブ・エクセレンスに出品し、見事入賞した農園です。ミディアムロースト(浅煎り)に焙煎し苦みを抑え、アナエロビック(嫌気製法)が醸し出す独特な香りと酸味、特にフルーティな甘みは秀逸です。
【アナエロビックファーメンテーション(嫌気性発酵)とは.】
コーヒーの生産処理の際に起こる発酵がフレーバーに影響している、ということが明らかになってきた近年、新しい生産処理方法として考えられたのが、嫌気性発酵です。 ミューシレージが付いたパーチメントコーヒーを、1つのタンクに浸けて密閉。15~18時間の密閉状態を作り、ミューシレージの酵素反応によって発生する炭酸ガスの圧力によって、パーチメントコーヒーの中に通常以上のミューシレージ成分を浸透させることが狙いです。それによってミューシレージの糖分が豆に浸透するといわれています。アナエロビック+MOSSTと呼ばれるコーヒーチェリーから作られた液体につけて2度目のアナエロビックを行う特別なコーヒーです。
オレンジジやほかのフルーツの味わいが感じられ、フレッシュで明るい柑橘系のアロマが特徴です。
【カップコメント】
ブラックティ、ダージリンティ、ブラウンシュガー、チェリー、オレンジ、レッドアップル、ベリー、シトラス、ピーチ、グレープ、マンゴー、メロン、フローラル、ジューシー、ダークチョコレートなどなど・・・、
様々な風味が重なり合い、華やかで複雑な印象、透き通る質感に柔らかな甘さが長く続きます
2022エチオピアCOE「アエレ農園」について
- 産地:エチオピア西シダマ州ベンサ区シェンタワネ村
- 品種:75158
- 生産処理:ナチュラル・アナエロビック
- 得点:87.81点(26位)
2022メキシコCOE「ロス・アグアカテス農園」

メキシコ最南、Chiapas州 Tenejapaに位置する農園で最高品質のコーヒーを生産しています。この農園では、バナナやライムの木陰でブルボンやカトゥーラなどの品種を栽培しています。 寒冷な気候により当初は収量が低かったものの、生産プロセス全体を見直し、増収を達成しています。また、さらなる品質向上のため新たな処理方法のトレーニングを行っており、新しい品種の栽培にも着手しています。また、フェアトレードインターナショナル認証とオーガニック認証 (CERTIMEX、NOP、JAS、LOOAA)を受けており、小規模生産者として環境に貢献する活動にも取り組んでいます。
【カップコメント】
COEコーヒーのクリーンカップと豊かな甘味、特有の風味、アップルやグレープフルーツなどのフルーティーさに加えて、心地よいアロマと活き活きとした甘さが引き立つフレーバーを兼ね備えています。
浅煎りに焙煎して、爽やかな味わいの中にも、フルーティーで軽やかな酸味が上品で、香り豊かなバランスの良いソフトコーヒーに仕上げました。
2022メキシコCOE「ロス・アグアカテス農園」について
- 農園名:ロス・アグアカテス農園
- 品種:ブルボン・カツーラ
- 標高:1686m
- 得点:88.67点(13位)
- 産地:チアス州・テネパパ
- プロセス:ウォッシュド