いつもありがとう御座います。また、先日のNHK「あさイチ」をご覧いただきありがとうございました。
先の、国立がんセンターの国立がん研究センターや東京大などの研究チームが行った調査で、毎日コーヒーを一日4杯飲む人は飲んでない人よりも病気で亡くなるリスクが約24%低くなるという素晴らしい発表があり、その情報をリアルタイムに取り上げたのです。
今回のNHK放送は、全国、いや、世界放送でしたので、ハワイやアメリカ、鹿児島、岡山、北海道などなど、内外問わず多くの方々から「観たよ!」と、ご連絡を頂きました。さすがにNHKです。受信料を払っているだけあると初めて感心いたしました(笑)。
取材は4時間ほどで、深煎り、浅煎りの焙煎、ネルドリップの抽出、それぞれの薬用効果などを撮影、取材していきました。しかし、今回は「クロロゲン酸」のポリフェノールのみがテーマでしたので、浅煎りのみの放送になり、深煎りはすべてカットされました。
私の番組ではありませんので仕方がない事でしたが、全国にはすっかり「浅煎りの今井利夫」となってしまいました。私の店は80%が深煎りのコーヒーですのに・・・・。
実際に、ご覧になられた方の多くは浅煎りのコーヒーのほうが良いと思われたようで、放送後ご来店いただいた方は「浅煎りをください」というお客様が多くいました。確かにクロロゲン酸やアルツハイマーに効くトリゴネリンは浅煎りに多く含まれますが、深煎りのコーヒーには浅煎りにない薬用効果があります。
浅煎りコーヒー
【コーヒーの薬用効果】・・岡希太郎氏「珈琲と健康」の資料より
◎浅煎りコーヒー豆の薬用成分・・
カフェイン
クロロゲン酸
トリゴネリン
糖分
アミノ酸
深煎りコーヒー
◎深煎りコーヒー豆の薬用成分
カフェイン
ニコチン酸
NMP(抗酸化作用)
香りの鎮静作用
褐色色素
などです。コーヒーには薬用効果はありますが、薬ではありませんので、まずは、自分の好みの美味しいコーヒーを楽しむことが第一です。
【コーヒーと漢方薬の違い】・・岡希太郎氏「珈琲と健康」の資料より
1.コーヒーが美味しいと言って飲む人は大勢いるが、漢方薬が美味しいと言う人は少ない。
2.コーヒーは自分勝手に飲むが、漢方薬は名医に処方してもらわないと危ない。
3.コーヒーは健康な人ほど多く飲むが、漢方薬は病人ほど多く飲む。
4.コーヒーは一度飲み始めたら病みつきになるが、漢方薬は病気が治れば飲みたくなくなる。
5.コーヒーは嗜好品だが、漢方薬は医薬品である。
コーヒーには多くの薬用効果がありますが、コーヒーは薬ではありません!
他の薬用効果としては、
a.ダイエット(ブラック、ノンカロリー、アルカリ性)
b.覚醒作用と鎮静作用
c.ブラック・コーヒーを飲むと善玉コレステロールが増える。【慈恵医科大学】
d.ブラック・コーヒーを飲むとスタミナが付く
e.いやな臭いを除去(ミルクを入れると効果なし)
f.高血圧症、低血圧症を一時的に改善する(毛細血管拡張作用、血流作用)。
g.コーヒー好きにハゲが少ない!?
h.新鮮な香りにDNAの酸化、心臓の老化(心筋梗塞)予防がある【米国】
i,肝臓機能の活性と利尿作用
j.肝臓癌が半減(一日に1杯以上で)【産業医科大学、九州大学】
k.消化器系の癌(大腸、腎臓、膀胱)に効果【岐阜大学医学部】
l.カフェーとクロロゲン酸は活性酸素の活動の抑制、解毒作用、癌遺伝子の抑制【岐阜大学医学部】
m.胆石予防【ハーバード大学マイケル・ハイツマン博士】
n,パーキンソン病に効果【ホノルル復員軍事医療センター】
o.鎮痛薬効果【自然科学研究機構生理学研究所、愛知県岡崎市】
p.脳梗塞、心筋梗塞などの動脈血栓性疾患の発病予防【東海大学医学部】
q.大腸菌、ピロリ菌を減らす、胃潰瘍、胃がん、食中毒の予防、抗菌作用【東海大学医学部】
r.1日3杯で女性の結腸癌が半減【厚生労働省研究班】
s.1日4杯のコーヒーを飲むと死亡リスクが25%減少する【国立がんセンター】
・・・などなど、その他、紹介できないほどのデータがあります。コーヒーを健康のお供としてください。
岡希太郎氏(左)と私
