アイスコーヒー【Part1】 アイスコーヒー【Part1】
アイスコーヒー【Part1】

アイスコーヒー【Part1】

更新日:2013年6月28日
アイスコーヒー

夏の定番!アイスコーヒー

前回は3種類のコーヒーの説明をしましたが、いかがですか?

私たち自家焙煎の珈琲屋といたしましては、新鮮で体にやさしく、香味も素晴らしいレギュラーコーヒーを生活のお供として毎日楽しんでいただきたいですし、そういったコーヒー文化を目指しています。しかし、形はどうであれ日本人の開発意欲には関心させられますね。
もう一つ、日本で発明されたコーヒーがあります。それは、この季節から多く飲まれる「アイスコーヒー」です。

最近では、世界で常識のように飲まれていますが、欧米では古くから、コーヒーを水で淹れてそのまま飲んだり、温かなコーヒーを冷ましたり、水で割る飲み方はあったようですが、氷を入れてアイスにするという発想はなかったようです。

フランスには「マザグラン」なるコーヒーがありますが、氷を入れたコーヒーではなく、冷やしコーヒーのことを言います。マザグランは元々、アフリカのアルジェリアの町の名前で、この町では水で薄めたコーヒーを飲む習慣があり、それがフランスに伝えられ、飲まれるようになったといわれています。

国際線の機内や、灼熱のドバイのハブ空港をはじめとする各国の空港内でも、ホットコーヒーはありますが、アイスコーヒーはありませんよね。

本来、コーヒーは体温を上げて(心悸亢進作用)寒さをしのぐ飲み物で、寒い北欧で多く飲まれています。

世界で一番カップコーヒーを飲むフィンランド人は、「なんと!」一人当たり年平均1200杯以上も飲むそうです(日本人は300杯前後といわれています)。

日本人は、夏の暑さのストレスを、あの芳ばしい苦味と冷たさで取り除き、気分をすっきりさせてくれる夏の定番、「アイスコーヒー」も発見したのです。

  • Twitter