「わかりやすいネルドリップ珈琲」講座開催 「わかりやすいネルドリップ珈琲」講座開催
「わかりやすいネルドリップ珈琲」講座開催

「わかりやすいネルドリップ珈琲」講座開催

更新日:2014年8月11日
布

ネルドリップ法とは・・・

1)ネル布の収縮性及び起毛により、蒸らしで粉全体を満遍なく膨らませることができる。
2)手で持ったネルを操りながら全体に満遍なくお湯を注すことで、香味成分を十分に抽出することが出来る抽出器です。

泡

「コーヒーはドリップに始まりドリップに終わる!」

特に、近年、手間がかかるという理由だけで使われなくなった布(ネル)ドリップですが、ドリップ抽出の基本にそって淹れたネルドリップのコーヒーは「珠玉の一杯」となります。

では、ネル布で淹れるコーヒーはなぜ美味しいのでしょうか?

「美味しいコーヒーは粗挽きネルドリップで・・・」というキャッチコピーを聞いたことはありますか?

ネルとはフランネルまたはリンネルの略で片面に起毛のある柔らかな布のことです。このネルの濾し袋を用いたネル式ドリップ法は日本でも戦前・戦後にコーヒーの抽出法として多くのコーヒー専門店、喫茶店等で主流をなしていました。

シンプルな抽出法でありながら、コーヒー豆が本来持つ味と香りなど旨み成分をもっとも引き出す淹れ方で、ペーパーフィルターなど他の抽出器には決して出せない舌触りの滑らかな至極のコーヒーとなります。

特に香りはオイルにしか溶けないので、ペーパーで抽出すると紙の繊維がオイル分を吸い取ってしまい、数十回使用してこなれたネルフィルターで抽出したエキスと比較すると、その優位性はすぐにわかります。

また、使用法によって個性が生かせるフィルターです。

たとえば、ネル布の片側起毛の起毛面を内側にしたり外側にしたり、両起毛のネルフィルターを使うなど、また、浅い、深いフィルター、合わせの数の違い、形状の違いなど、ネルフィルター一つで抽出されるコーヒーエキスの香味は違ってきます。

ペーパードリッパーなどの既存の物とは違い、自分で考案して、自分だけの味を自分で作る楽しみがあり、個性豊かな味が淹れやすい抽出器でもあります。

片起毛のネルを内に向けるか外に向けるか一つとっても、内側にした場合、毛足がコーヒーの微粉末を吸収して布目に詰まるのをさえぎり、雑味の少ないろ過が出来るようです。

しかし、起毛に付着した微粉末が洗いにくく、連続使用すると洗浄によって起毛が減り、フィルターの寿命が若干早まるようです。

昔は、この微粉末が多く出る電動臼式コーヒーミルしかなかったため、起毛を内側にして使用していた方が多かったようですが、近年は微粉末の出にくい良質なカット歯の電動コーヒーミルが出来たため、起毛を外側にする人が多くなりました。外側のほうが洗いやすく、起毛が減ることが少なく、安定的に長く使用することが出来るようです。

但し、豆の状態、豆の粒子、湯の温度、湯の差し方などで微妙に味わいが変わりますので、適正な条件とある程度の技術はいることだけは知っておいてください。

オイル

≪お知らせ≫

「わかりやすいネルドリップ珈琲」開催!

【主催】D&デパートメントプロジェクト
【場所】東京ヒカリエ(渋谷)
【趣旨】~ ネルドリップの素晴らしさを全国の方々に伝えていく~
【日時】 2014年9月1日(月) 14:00~(開場13:30)

【第一部】 14:00~  
【参加費】 2000円(お土産付き)・・100名程
【講演会】「珈琲と健康とネルドリップ」(東京薬科大学名誉教授 岡希太郎)
スライド<パワーポイント>(ネルドリップの淹れ方)
質疑応答

(10分間 休憩)

15:15分~ 
各テーブルに分かれ、それぞれの珈琲店によるドリップ&カフェタイム
〇 珈琲美美(福岡) 森光宗男
〇(旧)大坊珈琲店主(東京) 大坊勝次
〇 ダフ二 (東京) 桜井美佐子
〇 カフェ工船(京都) オオヤミノル
〇 待夢珈琲店(岐阜県) 今井利夫
※ 各店舗ごとにお客様と交流し、質問などにお答えします。

【第二部】 
各テーブルで15名程の方に、実際にドリップを体験していただく。

【第三部】
17:00~   
森光、大坊への質疑応答コーナー

・閉演時間で解散。
・各店舗の珈琲豆、ネルドリップなども販売します

・・・・8月1日から申し込みを開始しました。
申し込み先は
03-6427-2303
ヒカリエ8f D47食堂・内田さん  まで。

・・・満員になり次第終了!・・・只今、2部は満員となりました。1部は多少の余裕があるそうです。

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