左より~小坂章子さん、藤原隆夫氏、大坊勝次氏、森光宗男氏、私、桂子(妻)
岐阜県瑞浪市の待夢珈琲店で行われた、「森光宗男 珈琲のお話」(福岡県博多、珈琲美美 店主)は、30名募集のところ45名もの参加者が集まり大盛況で終了いたしました。実際には50名を越す応募がありましたが、店のキャパの関係で45名に限定させていただきました。
ドリップする森光氏
会は6:30分頃より待夢珈琲店の新店舗で始まりました。
まず、森光さんの珈琲を淹れるところを拝見し、出来上がりの珈琲を各自テーブルでお飲みいただきました。
店内には、大坊さん著書の「大坊珈琲店」、岡希太郎さん著書の「毎日コーヒーを飲みなさい。」、小坂章子製作のDVD「D.SCHOOL/わかりやすいネルドリップ珈琲」の販売も致しました。
その後、飲み終わった方から旧店舗に移動していただき、7:30分よりいよいよ森光宗男珈琲講座が始まりました。
店内は満員で、立ち見が数十名ほど出てしまいました。皆さんには大変ご負担をおかけしてしまい申し訳ございませんでした。
講座はスライドによる映像でドリップの淹れ方を説明していきました。
「百聞は一見にしかず」
映像での講義は大変わかりやすく皆さんとても感心していました。
森光さんの語りは、ゆっくりと静かな語りで、一言一言が心より発せられ、聞いている人々の心に響き、珈琲にかける思いと、今迄のキャリアが十分に伝わってきました。
自己紹介する大坊勝次氏
秋の一三夜に素晴らしいコーヒータイムが過ごせたことを、森光さんはじめ、大坊さん、藤原さん、小坂さん、来て下さった方々やスタッフの皆に心より感謝申し上げます。
次の日は、私が担当している中日文化センターの「珈琲教室(22名)」に来ていただき、森光さんの「サン・イリガチェフェ・モカ」を、森光さん、大坊さん、藤原さんにご指導いただきながら一杯ずつ淹れて飲みました。
一堂にこれだけの豪華な先生方に指導いただける教室は、世界中どこを探してもないでしょうね。とても貴重で特別な珈琲教室となりました。
ネルドリップする大坊氏
《一周年記念特別講座第2弾》
「大坊勝次 珈琲のお話」・・表参道 (旧)大坊珈琲店店主
【日にち】11月3日(月曜日、祝日)
【時間】19:00頃から来場
【場所】待夢珈琲店 新旧店舗
(〒509-6124 岐阜県瑞浪市一色町4-48-3、TEL 0572-68-7516)
【会費】1500円(大坊さんのコーヒー付き)
~限定40名の予約制(残りわずかです・・)~
昨年12月23日でビルの立ち退きで、惜しまれながら閉店した「大坊珈琲店」の大坊勝次氏をお招きして、大坊さんの珈琲をご賞味いただき、その後「珈琲のお話」をしていただきます。
現在、店舗を構えていませんので、幻となった大坊さんの珈琲が瑞浪の地で再現され飲むことが出来ます。
また、38年の珈琲の足跡を技術、精神両面においてお話しいただきます。
大坊珈琲店は南青山・表参道の交差点すぐにありました。開店当初から手回しの焙煎機を使い自らの手で回し続けました。多い日は一日に5時間も回すこともあったそうです。
究極の手間をかけた珠玉の珈琲は、多くの珈琲マニアの方に支持され愛されてきました。村上春樹、向田邦子、糸井重里さんなどは常連だったそうです。
閉店記念版の自主出版著書「大坊珈琲店」を出版しましたが、すぐに完売してしまいました。その後、全国の方々から「ぜひ再出版を・・」との声が多く聞かれ、誠文堂新光社が装飾を変えて、新たに「大坊珈琲店」を発行・発売しました。
自主出版の本と中身はすべて同じで、大坊珈琲店のマニュアルや足跡が綴られ、素敵な写真も多く掲載されています。
また、閉店に当たって店に来られた常連さんや付き合いのあった方々からの寄稿文も載せられています。おもな寄稿者は・・・、
永六輔/矢崎泰久/武部守晃/葉山葉/糸井重里/嶋中労/門上武司/小川幸子/川口葉子/鳥目散帰山人/立花英久/立花文穂/金憲鎬/小沢征爾などです。
何はともあれ、11月3日の瑞浪の夜の静かで熱い時間が今から楽しみですね!
