いつもありがとうございます。数か月に渡り、コーヒーのルーツから最近のスペシャルティコーヒーまで、素材であるコーヒー豆の説明をさせていただきました。
少し専門的になりましたが、これから始まる「家庭で美味しいコーヒーを淹れる」ことの基本となりますのであえて詳しく書かせていただきました。
◎美味しいコーヒーは良い素材なくしてありえません!
「素材に勝る味はなし!」
まずは豆を知り、自分に合った豆選びから始めましょう。豆が自分の嗜好に合わなかったり、豆が粗悪なものだったり、焙煎不良だったり、焙煎後一か月以上も経過した古い豆だったり、粉にして数日間経過したコーヒーでは、どんなに知恵と技術と労力を使っても良いコーヒーにはなりません。
では、「良いコーヒー」って何でしょう?
食はまず、安心、安全!
良いコーヒーとは、新鮮で良質な体に優しいコーヒーです。嗜好に合うからと言って、そのコーヒーが古いコーヒーではいかがでしょうか?
コーヒーは、常用性はありませんが習慣性のある嗜好品の飲み物です。また、味覚は経験により蓄積、習練されます。
常に新鮮で良いコーヒーを飲んでいると、フルーティーな酸味や豆本来の甘味やさわやかな苦味が「美味しいコーヒー」となるようです。
しかし、古い酸化したスッパ味の、体に負担のある「悪いコーヒー」を飲み続けていると、なぜかその味が習慣化され、その人にとっては「美味しい」となってしまうようです。
「抽出技術」は、それらの古く粗悪なコーヒーを、香味豊かで体に良い美味しいコーヒーに変える技術ではありません。
「素材の持っている一番良い香味を最大限に引き出す」という技術なのです。
コーヒーは火と水しか使わないとてもシンプルな飲み物ですので、特に素材の良し悪しが問われます。マジックではありませんので、良いコーヒーを淹れて楽しむには、種も仕掛けもありません・・・・、
いや!・・、コーヒー豆はコーヒーノキの種ですので、種と仕掛け(抽出)がありますね。
もともとアラブの世界からEU、世界に広まっていった理由は、
「コーヒーは薬!」
それも、気分を爽快にして胃をすっきりさせる胃腸薬だったのです。
「良いコーヒー」が「美味しいコーヒー」となるように、まずは新鮮で良質な豆選びから始めてください。
